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弘久社通信

コロナ禍における展示会状況

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今回は、コロナの影響で現在の展示会はどうなっているのか
書いていきたいと思います。
活気そのものはなくなってしまいましたが、
逆によくなった部分もあります。


前年と比較した来場者数


緊急事態宣言が全国的に解除されてから初めて東京で開催された展示会は、
9/2~4に東京ビッグサイトで開催された『Japan マーケティングWeek夏』です。
こちらの展示会で来場者数を比較すると、

2019年 来場者数 41,349人  出店者数 564社
2020年 来場者数 15,249人  出展社数 189社

昨年と比較して来場者数は約63.3%減です。
データの上でも相当な影響を受けていることがわかります。

出展:
EVENT MARKETING「新型コロナウイルスの被害 2.7兆円超え 〜国際見本市連盟」
https://www.event-marketing.co.jp/ufi_covid-19#prettyphoto/0/



人は減っているけれど・・・


来場者数は減っていますが、
展示会出展者さまの満足度は以前よりも上がっているようです。

弊社展示会サービスの担当者によると、
「今の展示会は確かに人は少ないけれども、
本気でそのモノ、サービスを求めている人が来場している」
とのこと。

これまでの展示会は、
逆にブースに売り込みをかけてきたり、
なんとなく情報収集という方も少なくありませんでした。
(もちろんそれが悪いことではありませんが。。。)
ただ、企業としてはもちろん、
どんな方に対しても平等に対応をすることが求められます。

一方、現在の人が少なくなった展示会は
本当にそのモノ・サービスが欲しい人に対して
時間をかけて丁寧に説明ができ、良い関係性が築くことができます。
来場者様も明確な目的を持って来られているので、
説明もしやすいです。

また、出展される企業様も減っているので、
自社のブースに来てもらえる可能性も上がっているのでしょう。
出展後の満足度が高まっているのは
こうした要因が挙げられます。
「話を聞きたいのだけれど、ブースにいる人が対応に追われている・・・」
ということも少なくなっているので、
来場者さまにとっても良い部分です。



主催者側のコロナ対策


いかに来場者が少なくなったとはいえ、
人の集まるイベントであることに変わりありません。
主催者「リードエグジビジョンジャパン」も
様々な対策を講じています。

・最大同時入館者を5,000人以内に制限
 (入口・出口ゲートのセンサーで人数を常時カウントし、
  規定の最大同時入館者を越えた場合は、入場制限を実施する)
・入り口にアルコールスプレーと感染対策の注意書きを設置
・入場の際にはサーモグラフィーカメラで検温
・空気循環の為、ホールの間や搬入口のシャッターなど、会期中も隙間をあけて換気を行う
・厚生労働省推奨の接触確認アプリ「COCOA」への登録呼びかけ
・大声、飲酒、密接の禁止を呼びかける看板の設置
・看護師や医師の常駐
・通常ごみとは分別して、使用したマスクやフェイスシールドを捨てられるゴミ箱の設置

具体的にここまで対策をして頂けると
出展者さまも、私たちサポート側としても、
とても安心できます。



ブースにおけるコロナ対策


主催者側が様々な対策をしてくれているとはいえ、
一番人と人とが接近する可能性が高いのは出展社さまのブースです。
ブース内でも責任を持って対策を講じることが
とても重要になってきます。

先日の「ワイヤレスジャパン」でプロデュースさせて頂いた
「ZETA Alliance」様ブースで行った対策をご紹介します。

・登壇者の前にアクリル板を設置
・足元に距離を保っていただけるよう目印を配置
・接客される方はマスクに加えてフェイスシールドを着用
・コロナ対策を呼びかける看板の設置
・サーマルカメラとアルコールの設置





ちなみにサーマルカメラは
出展されていたZETA Alliance会員さまのもので、
営業としても役に立っています。
(一石二鳥ですね。)




リアル展示会はどうなる?


コロナ禍で展示会のあり方も変わってきていて、
オンライン展示会という選択肢も出てきています。

ただ、こういう時だからこそ、
リアルな場で行う展示会のメリットが
改めて認識できたのではないかと思います。

広告宣伝費を多くかけられる企業と同じ土俵に立つことができる
 (ニッチな業界でない限り、オンラインでは埋もれてしまうことが多い)
・来場者は偶然の出会いに期待できる
・モノ、サービスの現実的な「体験」ができる。

オンラインでの施策ももちろん大事ですが、
その時その時の目的や予算、
自社のサービス、ターゲットになる方を考慮しながら、
うまく組み合わせていくことが大切になるでしょう。

 




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